私はこれまで、数多くの広告を見てきました。

何百、何千というLPや新聞広告、LPを
約10年にわたり見てきたのです。

そのなかで常に感じるのは、
世の中は「ダメな広告」ばかり…ということ。

世の中に存在する広告のほとんど(9割以上)が、
ダメ広告だと感じるのです。

では、日本には「力のあるコピーライター」は
存在しないのでしょうか?

・・・

じつは「力のあるコピーライター」は
たくさんではないにしても、存在します。

ただ、LPやチラシ、新聞広告を
メインで書いているとは思えません。

なぜなら、そのほとんどが「ダメ広告」ばかりだからです。

でも1割弱の広告に限っては
「力のあるコピーライター」が書いています。

・・・

そのほか、彼ら「力あるコピーライター」は
いろいろな媒体で活躍しています。

たとえばパンフレット。

あなたはパソコンやスマホのパンフレットは
見たことがありますか?

そこでは、商品の特徴を根拠にして
上手にメリットにつなげる文章が書かれています。

しかも、日本語としても美しいのです。

これこそ、本物のプロのコピーなのです。

でも、こういった文章は、
LPや新聞広告では、あまり見かけません。

そのほか、力のあるコピーライターは、
たまに「カタログ」でも活躍しています。

商品のそれぞれに「魅力的なキャッチコピー」がついていたら、
それは有能なコピーライターが書いたと思ってよいでしょう。

世の中のLPやチラシ、新聞広告は、
おそらく自社の社員か社長自身、
あるいは広告代理店やLP制作会社が製作しています。

でも会社の社員や社長自身は、ほとんどの場合、
コピーライティングのスキルがあるわけではありません。

なので、どうしても「売れないコピー」を
書いてしまう傾向があります。

では、広告代理店やLP制作会社はどうでしょうか?

世の中に「ダメな広告」が蔓延している以上、
こういった会社が「売れるコピー」を書けるとは思えません。

もちろん、なかには電通のように、
素晴らしい広告代理店やLP制作会社はあることでしょう。

でも、たとえそうだとしても、
かなり少ないはずです。

多くの広告代理店やLP制作会社は、
「お客の受け」をよくするために
デザイン重視に偏る傾向があります。

「こんなにきれいなLPが作れますよ」
とアピールしたほうがお客さんが集まるからですね。

また、たくさんの広告物を制作する必要上、
どうしても「型」にあてはめてコピーを書く傾向にあります。

しかし、型にあてはめてコピーを数多く書いても、
コピーライティングスキルが上達することはありません。

コピーライティングというのは、
水彩画などと同じように「創作物」だからです。

コピーは、「型」ではなく「スキル」で書くものなのです。

ですから、LPやチラシ、新聞広告で
「成約率の高い広告」を作ろうと思えば、
世の中にいる「数少ない、力あるコピーライター」を見つけ出して、
その人に頼む必要があるのです。