コピーライティングとは、
商品やサービスを売るための文章術です。
コピーライティングにおいては、
まずはターゲットを熟知し、商品のことも研究することが
大前提になります。
では、それらの準備が整ったら、
どういう点に意識を向けたらいいのでしょうか。
これからお伝えする執筆手順は、
LPや新聞広告、チラシ、DM、メルマガ、ブログ記事など、
どのような媒体でも有効です。
意識を向ける場所
コピーライティングでは、
どのような媒体であれ、以下の点がポイントになります。
冒頭をどうするか
ヘッドライン(ヘッドコピー)をどうするか、
ということですね。
LP(WEBの販売ページ)であればファーストビューにあたります。
これは最初に表示される第一画面のこと。
ブログ記事、メルマガであればタイトルがそうです。
出だしをどうするかによって、
その文章が読まれるかどうかが決まります。
冒頭の直後をどうするか
ヘッドラインを掲載したあと、何から始めるか、
ということですね。
ヘッドライン(キャッチコピー)は
それ自体で完結しているため、
そのあとの文章とは基本的に連続していません。
ですから、ヘッドラインやファーストビューのあと、
どのように始めるかで、その先が読まれるかどうかが決まるのです。
流れをどうするか
ボディーコピーを適切に開始できたとしても、
そのあと、どのような流れにするのか
という問題があります。
適切な流れであれば、読み手を引き込み、
信頼を獲得していくことができます。
反対に、流れを間違えば、
読み手は興味を失い、去ってしまいます。
分量をどうするか
たとえ適切な流れが決まっても、
どのぐらいの分量にするのか、という問題があります。
あまりに短すぎても、話が抽象的になりますし、
反対に長すぎても、退屈される危険があります。
そのどちらでもない、適切な分量にしなければなりません。
後半をどうするか
ボディーコピーのメインのあと、
後半をどうするかも大事です。
広告でいえば、クロージングに当たります。
せっかく前半部分で読み手を引きつけても、
後半で退屈させてしまっては、その媒体は失敗になります。
最後をどうするか
最後をどのように終えるか、
ということも重要です。
LPでは、追伸がこれにあたります。
ブログ記事やメルマガ記事の場合は、
いくら途中まではよくても、
最後に「まとめ」などがないと、締まりのないものになります。
最後で失敗すると、全てが台無しになるのです。
ターゲットに合わせる
結局、上記すべてにいえることは、
ターゲットに合わせて変化させる、ということです。
つまり、その文章を見せる人が変われば、
内容も全く違ってくるのです。
たとえば同じ内容でも、
上司に見せる文章と、部下に見せる文章では
冒頭から最後まで全く違ってくるのではないでしょうか。
ですから、コピーの対象となる人のことを熟知する。
これが大前提になるわけですね。
そして、もちろん商品やサービスにも詳しくなるべきです。
ブログ記事やメルマガ記事でいえば、
書こうとするテーマに詳しくなければなりません。
そうしないと、抽象的な話ばかりで
具体的なことが書けないからです。
本来は長い説明が必要なのに、
短い説明しかできない、ということにもなりかねません。
ですので、何かを書こうとしたとき、
まずは「対象となるテーマの知識」が必要になります。
(広告であれば、商品やサービスの知識にあたります)
そのうえで、「読む対象の人」によって
適切な冒頭や流れ、分量、終わり方などが
決まってくるのです。